自転車で巡り歩くという「こころ旅」という番組を放送しています。
火野正平さんは、すでに初老のおじさんですが、自転車姿は、かっこ良く
服は、本当に無造作なザックリした衣装ですが、とても粋に見えるのは、
やはり、火野正平さんだからなんだろうと思います。
私が同じような格好をしたら、多分、変なおじさんになって、通報されて
しまいますが、それはともかく、アクセサリー類も、なんかオシャレなもの
を着けています。
自転車で全国を旅するきっかけになるのは、視聴者からのお手紙です。
番組の最初の方で、火野正平さんが、その視聴者からのお手紙を読む
シーンが出てきます。
手紙を広げるときに、火野正平さんの手元が映るので、オシャレな指輪が
目に付きます。
左手の人差し指と、右手の親指。
エナメル七宝なのか、エポキシ樹脂なのか、あるいは地金そのもに
着色処理をしているのか、また、メレダイヤのように見える石が
セットされているようにも見えます。
(NHK こころ旅 テレビ画像 より )
テレビでは、指輪をじっくり映してくれないので
はっきりとは分りませんが、自転車に乗る時も
ずっと着けているようです。
確かにオシャレで、火野正平さんにはよく似合って
いると思います。 しかし、余計なお世話ですが、
自転車に乗るときは、出来れば指輪はしないほう
が良いかもしれません。
ブレーキをかけたりするときに、手のひらを強く握ると、指にも大きな力が
加わって、思いもかけず指輪が変形することがあるのです。
指輪が変形すると、そのはずみで飾りに付いている石が外れたり、あるいは、
細かい細工の継ぎ目がとれたりすることも考えられます。
もっとも、火野正平さんは、そんなことは百も承知で、自転車に乗っていても
大丈夫な硬い素材の地金を使った指輪をしているのだと思います。
例えば、ステンレスとか、あるいは貴金属ならば14Kのホワイトゴールド、
効果処理をしたプラチナかもしれません。
きれいなカラーが出ているので、ひょっとしたら、チタンを表面処理
しているのか…
チタンは、手術で体に埋め込むときなどにも使われ、硬くて軽いということで、
スポーツシーンのジュエリーの素材として使われることが多いようです。
とは言え、ジュエリーは、そもそも繊細な細工品なので、あまり激しい運動とか
するときは、無理に着ける必要もないように思います。
特に、何かを強く握りしめることがあるスポーツの場合には、指輪をはずした
ほうが良いと思います。
たとえば、テニスやゴルフ、まあ、重量挙げや鉄棒でつけてる人はいない
でしょうね…
家庭では、土いじりをするときに重いバケツをぶら下げたりするときに、ちょっと
注意が必要かも。
もし、変形してしまった場合に、丸い棒などにいれて、簡単に広げようとは、
しないほうが良いと思います。
地金は変形すると硬くもろくなる場合があるので、無理に広げようとすると
地金がワレたりして、なかなか修理するのに手間がかかることもあるからです。
まあ、壊れてどうにもならなくなったら、貴金属なら、最後は、下取り買い取り
というようなことも考えられますが、でも、長いこと肌につけていたジュエリーは、
なんとなく身体の一部のように思えて、なかなか手放せないかもしれません。
壊れたジュエリーもまた、自分の歴史の一部として、大事にしまっておくのも
ひとつの考え方かもしれません。